浅田真央さんが引退とのニュースが流れています。
まだ、早いような気がしますが、凡人のはかれるところではありません。
しかし、彼女の引退の決意の理由は身体的というよりも
精神的な理由という気がします。
彼女は若くして頂点を極めたことから、そのプレッシャーの中で失敗する
ことの影響をリアルに知っているはずです。
フィギュアスケートのような繊細な競技はメンタルな影響を受けやすい
でしょうね。
「こわいもの知らず」
これは若い人によく使われる言葉です。
息子の運転で助手席に乗るとよくわかります。
まさに「こわいもの知らず」(笑)
要は危険を察知する能力が低いのです。
これは経験数がモノを言います。
ヒヤリとした経験数が圧倒的に少ないのです。
自動車保険で若い人の保険料が高いのは頷けます。動態視力や反射神経は若い人の方が高い筈ですから。
ただ「こわいもの知らず」だからこそ出来ることもあります。
常識では考えられないようなことが出来たりします。
これは若さの良い面でもあります。
年を取ると身体も段々思うように動かなくなってきます。
しかし、年を取ると取った分、まさに「こわい」経験もしている筈です。
浅田真央さんは若いですが、まさに「こわい」経験を沢山したのでしょう。
そんな経験からなかなか昔のように簡単に飛べないのでしょう。
しかし、是非乗り越えて欲しいものです。
いや乗り越えるでしょう。
その向こうには更に強く進化した浅田真央さんがいるはずです。
先輩方はまさに世の中の「こわいもの」を何度も経験してきて
いるはずです。
そしてそのたびに落ち込み、また復活して、更に強くなって生きてきた
はずです。
そんなわけで静稽会では長幼の序が基本です。先輩方は偉い!