居合の演武をみてますと、同じ形でもいろいろな居合があります。
力強い居合
柔らかい居合
速い居合
ドッシリした居合
凄みのある居合
優しい居合
風格ある居合
爽やかな居合
大らかな居合
繊細な居合
それぞれその人の味がでます。
どれが良くてどれが悪いと言うことはありません。
私は居合の楽しみ方の一つにそんな楽しみ方もあって良いと思っています。
もちろん斬れる居合や動きが見えない居合といった観点で居合を追及するのも良いですが、それだけではないと思います。
私は落語ファンですが、同じ演目の落語でも噺家によって全く違う落語に聞こえます。それぞれ噺家の良さを感じることがあります。
(私は「芝浜」なんかはそう感じます)
居合と落語は根本的に違うといわれるかもしれませんが、一つの楽しみ方として考えれば同じだと思います。
粋な居合や艶のある居合なんていうのもありだと思いますが(笑)
「自分の居合」が出来るようひたすら稽古を続けます。