世界卓球の女子準々決勝を見てました。
石垣選手の試合に目が止まりました。
彼女の戦い方は「カットマン」と言うそうです。
日本人には少ないスタイルらしいです。
とことんボールを拾って、ボールを切って、回転をかけます。
そのボールを敵に打たせ、ミスを誘う。
卓球は詳しくありませんが、守りから敵のミスを誘い、チャンスを見て攻撃に変化するその戦い方に興味を覚えます。
おそらく卓球に限らず実力が拮抗している達人同士の対戦はすべからくそうなるはずです。
達人はミスの無いように稽古しているはずですから、普通の状況ではミスはしません。
変化を仕掛け、普通でない状況を作り、敵のミスを誘う。
仕掛けは敵に覚られては意味がありません。
敵に見えない卓球台の下でカットをかけるとどんなカットをかけたのかわかりません。
剣での戦いもいつも何も障害物のない平らな室内とは限らないはずです。
天候や足場、障害物を利用しつつ有利な環境を作り、仕掛け、敵のミスを誘い、崩して斬る。
勉強になります。