静稽会は毎年「稽古総見」を実施してます。
今年は6月8日(日)13時から15時です。
見学希望の方は是非、ホームページの問い合わせからアクセスして下さい。
さてなぜ静稽会は「演武会」ではなく稽古総見なのか?
大体の武術の会は「演武会」と称していると思います。
静稽会の稽古総見は稽古の一部です。
静稽録でも何度も書きましたが、身体は心が動かします。
最高の身体操作にはリラックスした心の状態が絶対に必要です。
身体技術の習得も大切ですが、その技術をどんな状況でも使えるようにするためには心も一緒に鍛える必要があります。
本来、昔は剣を使う場面というのは命のやりとりと言った非日常的な状況だったと思われます。そんな非日常的な状況の中で普段の稽古通りの身体操作をするには十分に心を鍛えておく必要があったはずです。
よく平常心と言いますが、平常心はそう簡単に身に付くものではありません。本を読んでも身につくものではありません。
剣で命のやりとりこそしませんが、平常心が保ちにくい状況下で普段の稽古通りの身体操作にトライする心の稽古こそ稽古総見です。