稽古総見が無事終了しました。
誰もケガがなく終われたことは何よりです。
静稽会では稽古する方のほとんどは真剣です。
よって稽古総見も真剣で行います。
一瞬の気の緩みがケガに直結します。
しかし、一番恐いのは緊張や力みによる刀の操作ミスです。
稽古総見は独特の緊張感に包まれます。
静寂の中、張り詰めた空気に身体が思うように動きません。
普段はミスしないようなミスが出たります。
この緊張感が稽古総見の稽古です。
地上に書いた幅20cmの線の上を歩くことは容易ですが、その線が高さ10mにあった場合は話が違います。
同じ動作でも状況が変われば難易度が変わります。
張り詰めた空気の中で普段の動きがどれだけ出来るか。
どれだけ出来たかが稽古総見の自己点数です。
点数は自身が一番良く知ってるはずです。
これは技術レベルとは違う話です。