千葉県松戸市に徳川昭武の邸宅があります。
先日見学して来ました。
徳川昭武は最後の水戸藩主であり、最後の将軍徳川慶喜の異母弟です。
徳川慶喜が大政奉還してなかったら・・・
もしかしたら将軍になっていたかも知れません。
そんなわけで「幻の将軍」とも言われているようです。
昭武はフランスで行われたパリ万国博覧会に将軍慶喜の名代として出席し、
イギリスの新聞では「プリンストクガワ」と紹介されています。
その時の写真が歴史の教科書に載っていたかも・・・?
この昭武が建設したのが松戸にある戸定(とじょう)邸。
旧大名家の様式を反映した邸宅は水戸の質実の気風を伝えているようです。
門は水戸の偕楽園に入るときの表門の黒門と雰囲気が似ています。
長崎出身のボランティアの方に案内して頂きました。
日本刀の目貫や鍔に使われているようなデザインがあちこちに使われています。たとえば蝙蝠。これって縁起の良い動物で鍔などにも多く使われています。
ボランティアの方が長崎カステラ福砂屋の商標も蝙蝠と教えてくれました。
それぞれ意味や想いが込められていてなかなか面白いですね。
一度、行かれることをお勧めします。
今ですと梅がきれいです。
それにしても昭武と慶喜は異母兄弟で年の差があったにもかかわらず、仲が良かったようですね。写真にもあらわれています。