先日、勝新の「プロファイラー」をやってました。
若い人は「勝新」と言ってもわからないかもしれません。
勝新太郎さん、中村玉緒さんの夫と言った方がわかるかもしれません。
勝新と言えば「座頭市」。
殺陣の速さと場の緊張感は群を抜いています。
番組司会はこれもまた武術に一家言ある岡田准一さんです。
確か勝新自身が言っていたと記憶してますが、「殺陣では兄貴にはかなわない」と。
兄貴とは若山富三郎さんです。
確かに映画の中での若山富三郎さんの身のこなしは尋常ではありません。
やはり本物です。
先日見た「緋牡丹お竜」ではコミカルな役どころでしたが、戦闘シーンでの動きは見るべきものがあります。
番組の中で岡田准一さんは、「座頭市の逆手斬りは右から左の袈裟斬りは良いが、左から右の袈裟斬りは難しい」と言ってました。
では勝新はどうするか?
身体を移動させながら斬ってるそうです。
常に動きの中で止まらずに斬る。
正にこれですね。
居つかないことこそ肝要です。