尊皇攘夷

水戸訪問の続きです。

水戸藩の藩校、弘道館です。

昨年はまだ東日本大震災の影響で建物の修復作業中で中まで見ることは出来ませんでしたが、今回は見ることは出来ました。

「尊皇攘夷」
幕末を大きく揺るがした言葉です。これは弘道館が発祥なんです。

弘道館には弘道館記というものがあります。起草は藤田東湖ですが、
これに弘道館の設立趣旨、教育理念が書かれてます。

この弘道館記に初めて「尊皇攘夷」という言葉が出て来ます。
水戸学は幕末の人々に大きな影響を与えたんですねえ。

この弘道館と偕楽園は一体です。
孔子の言葉「一張一弛」(いっちょういっし)

厳しいだけではなく、時には緩めて楽しませることも大切だということらしいです。加えて「愛民」「敬天愛人」の思想も影響して「偕楽」園となります。

「一張一弛」は武術にも通じるところありですね。