「速い!」「目にも留まらぬ速さ」
「神速」「釣瓶落とし」なんていう言葉もあるようです。
そんな「速さ」は居合をやる人にとっては大きな関心事のひとつです。
速度は距離と時間で計算されます。昔、学校で習いました。
A地点からB地点に到達する時間が短いといわゆる「速い」となるわけです。
しかし到達する時間を短くするには二つの方法があります。
一つは時間そのものを短くすること。もう一つは距離を短くすること。
同じ距離で時間を短くするにはエネルギーが必要です。
問題はエネルギーの使い方、身体操作にありそうです。
どこをどう使うかは重要です。
またエネルギー消費は疲れにつながります。
短期で大量のエネルギー消費をする身体操作は長期戦には向かないかも知れませんね。
もう一つの距離を短くする方法はどうでしょう。
極端に言えば距離をゼロにすること。全く動かさない。
速さは無限大です(笑)
例えばつなぎ目の距離をゼロにする。
また最短距離を選択する。普通、A地点とB地点の最短距離は直線のはずですが・・・武術では最短距離は必ずしも直線ということにはなりません。
ここにもヒントがありそうです。
実はもう一つ肝心なこと。
武術にとって重要な速さはそれが敵が感じる速さということ。
これは話が長くなりそうです。