静稽会の稽古総見が6月に開催されます。
以前も書きましたが、稽古総見は竹の節のようなものだと考えています。
竹は節があるからしなやかで強い。
そういえば「稽古不足は幕を待たない♪」なんて歌がありましたね。
しかし稽古不足でも稽古総見の意味はあります。
この一年いろいろなことがありました。
体調不良で稽古が出来なかった・・・。仕事多忙で稽古できなかった・・・。
技に迷いが生じてきた・・・等々
だから稽古総見参加はやめよう・・・。
いい時ばかりが人生ではありません。
あんなに苦しいことがあった年の稽古総見というのも大切なんです。
稽古総見で「うまくやろう」「よく見せたい」といった思いは普段の稽古には必要かもしれませんが、それを乗り越えて「舞台」に立ったら後は「無心」です。
花無心招蝶
蝶無心尋花
花開時蝶来
蝶来時花開
吾亦不知人
人亦不知吾
不知従帝則
良寛さんの詩です。
なんとなく意味はわかりますよね。