お盆に実家に帰省した時にしみじみ感じたことがあります。
日本の風景が日本中どこでも同じような風景になっているということ。
まずはコンビニです。仕事柄、日本全国に行くことがあることから、特に感じます。どこの街にもあるコンビニ。同じ仕様の作り方で同じ風景を作り上げます。
それから建物。これも工法が同じなのか、似たような建物が立ち並びます。
日本がどんどんつまらない残念な風景になっていきます。
私の母方の実家は昔は大きな藁葺き屋根の素敵な家でした。
土間や竈、囲炉裏、屋根裏、煤の梁、蚕の部屋までありました。
ただトイレは外でしたので、夜にトイレに行くのが怖くて・・・(^。^;)
そう言えば祖母が作ってくれたまんじゅうが美味しかったあ!
話がそれました。
そんな藁葺き屋根の家ももうありません。今はつまらない家が建っています。まあ私のいとこが建てたんですが・・・。
着物姿の人もほとんど見なくなりました。特に男性の着物姿は絶滅寸前です。
お正月もお店が営業し、おせち料理も家で作らなくなりました。
もうお盆の仏壇の飾り付けが出来ない家がほとんどです。
結婚式やお葬式も簡略化された同じような形式のものになりつつあります。
文化は特別なものではなくて、日常そのものなんだと言った人がいましたが、まさにその通りだと思います。
日本らしさはあと何年でなくなるのでしょうか?
絶滅が危惧される技術の一つに日本刀があります。
日本刀は世界に誇れる日本の総合芸術です。
明日、静稽会は日本刀セミナーを開催します。