少し前に入会してきたMさんは静稽会最年少です。
ほぼ毎回稽古に参加してます。
しかも、もしかしたら静稽会の中で一番遠くに住んでいるのではないかと思います。
そんなMさんは休憩中も納得のいかない動きを稽古するため、ほとんど休憩することがありません。
しかも楽しそうに稽古してます。
「静かに楽しく稽古したい」
これが会を設立した時の想いです。
稽古以外のことに煩わされず、純粋に稽古を楽しみたい。静かに稽古したい。
静稽会は静かに稽古することを楽しむ会なんです。
昇級昇段への「勧奨」もありません。
当然のことながら段位、級位がないのでそこに付随する費用もかかりません。
(静稽会には自身の技量の進境を知るものとして「稽古総見」があります。
もちろん参加費用はかかりません)
追加費用のかかる「特別稽古」もありません。
会指定の稽古着はありません。
長く稽古を続けていくためには、なるべく初期費用とランニングコストがかからないようにしたい。
段位やら、稽古着やら、外側ばかりを気にすることなく、稽古自体を楽しみたい。
Mさんを見ていると、稽古を始めたころの自分を思い出します。
何ものにも煩わされずに稽古出来る静稽会でありたいと思うわけです。
今年も静かに楽しく稽古します。