NHKで金メダル常勝ロシアのシンクロナイズトスイミングペアの肉体に焦点をあてた番組をやってました。
特にイシェンコの肉体は凄い!
シンクロナイズトスイミングは無呼吸状態で激しい運動を行う競技です。
しかし、激しい運動には筋肉への酸素供給が必要になります。
通常は水中に入り無呼吸状態になると心臓はエコモードになり心拍数を下げるそうです。心拍数が下がるということは筋肉への酸素供給量が減るということです。
しかしイシェンコの身体は違います。
なぜか無呼吸なのに心拍数が上がり筋肉への酸素供給量は上がります。
人間では普段はあまり使われない脾臓から心臓へ酸素供給が行われていると言うのです。その間イシェンコの脾臓が50%近くも縮小するという実験結果が出ました。
脾臓は水性ほ乳類(アザラシなど)が第二の肺として使う臓器なんだそうです。イシェンコは人類が失ったはずの水性ほ乳類の能力を覚醒させたわけです。
この身体は小さい頃からの水中での気の遠くなるような訓練によるものです。
苦しい訓練に「耐える」ことで手に入れたミラクルボディ。
しかし長年の訓練で手に入れたものは水性ほ乳類の能力だけでなく、一方向に回転するために曲がった背骨でもあるというのは衝撃です。
人間の身体というのは衝撃的に変わるものなんですねえ。
そう言えば武士の左足は大きかったという話があります。
左腰に重いものを差していたから・・・本当でしょうか??