日本の城

正月は良い番組が目白押しです。
2日に「日本の城見聞録現存12天守スペシャル」というのをやってました。
約3時間ついつい見入ってしまいました。

かつては4万あったとされる日本の城ですが、今や現存する天守があるのは12のみなんだそうです。
その城を攻め手の視点で見ていきます。
これが面白い!

城には横矢掛り、狭間、忍返し、石落し、武者窓、虎口、桝形など実戦的な仕掛けがあちこちにあります。こうした実戦から生まれた形が城の美しさを構成していることがわかります。
実戦に裏打ちされた無駄のない美しさが
城の威厳を作り出しています。

加えて野面積み、打込接、切込接、といった石垣の変化や単独天守、複合天守、連結天守、連立天守などの進化に唐破風などの装飾の気品が加わっていきます。

実戦に裏打ちされた美しさ。
威厳と気品。
これ何かに似てます。
そう居合もまさにこれです。

ちなみに私の好みは備中松山城。
標高430mに立つゴリゴリの山城です。
石垣に自然石を取り込んだ野趣溢れる城で、ものすごくいい味出してます。


同じ形でも演武した人により味わいが違うのが居合です。

そこにはその人の歴史が刻まれているようです。

日本の城のようでありたいと願う新年です。