久しぶりに静稽録を更新します。
ロシアへ行ってきました。4月のロシアはまだ寒かったです。
前にも書きましたが、私はダンサーになりたかった(笑)
そんな私がロシアで本場のバレエを観た訳です。
これまでも日本でバレエを観たことはありました。
そんなロシアのバレエを観て思ったこと。
一流のバレエダンサーと普通のバレエダンサーの違いがはっきりとわかりました。
何が違うのか?
一流は180度の開脚を200度以上の開脚出来る身体を作って演技します。
32回転する演技を50回転以上できる身体を作って演技します。
高さ80cm飛ぶ演技を100cm飛べる身体を作って演技します。
(私が見たダンサーは軽々と開脚し、ものすごい速さで回り、人間業とは思えない高さを飛び、さらに空中で浮いてかつ止まって見えました。)
一流のダンサーは小さいころから泣きながら身体を作っていくそうです。
これまで私が見た普通のダンサーは100%の力で100%を出し切って演技していたようです。
普通のダンサーは笑顔からも必死さが伝わります。
微妙にふらつきます。
額の汗が見えます。
震える足先や指先が見えます。
余裕がないのです。
力を抜ける状態で勝負するのが一流。
うまい人は楽々やります。
本当に簡単にやってのけます。
これなら私にでもできるのではないのかと勘違いしてしまいます。
居合も同じです。
ちなみに一流バレエダンサーは飛ぶ(グランパデュシャと言うそうです)時に「上に降りるように飛ぶ」そうです。
似たようなことを稽古中に経験したことがあるのでは・・・?