アバウト・シュミット

「アバウト・シュミット」という映画があります。主演は私の好きなジャック・ニコルソンさんです。彼はこの映画でゴールデングローブ賞の主演男優賞を受賞してます。

 

この映画は定年後の男の話です。
生命保険会社に勤めていたシュミット(ジャック・ニコルソン)は定年の日を迎えます。盛大に行われた送別会では「いつでも会社に来て下さい」と言っていた後輩が久しぶりに会社に顔を出したシュミットを邪険にします。


定年後の妻との生活はこれまで気になっていた妻への小さな不満が増幅し、窮屈に感じられます。また遠方で暮らしている娘はシュミットの意に沿わない男と結婚予定です。


そんな中、妻が急死してしまいます。
さらに 妻の遺品を片付けていると、妻が親友と不倫をしていた手紙を発見します。親友との決別。


全てを喪ったと感じたシュミットの生活は荒れていきます。
そんな荒れた生活の様子がリアルに描かれます。


こんなことではいけないと思い直した彼は過去に向かいます。
生まれた場所や出身大学に行って、そこにいる人たちに語りかけます。しかし過去を懐かしく語る彼は誰にも相手にされません。

 

シュミットはそれまで彼の人生の全てだった会社と家族、さらに友人を喪い、生きることの意味も喪います。
その後のシュミットの行く末に興味のある方は是非、映画をご覧下さい。

 

定年延長の時代とはいえサラリーマンの会社人生はいつか終わります。
定年を迎えたらどうするのか?
その時になって考えても何も浮かんで来ないと思います。定年はそれまでの人生の延長線上にしかありませんから。

 

やりたい事があること
やりたい事を一緒にやれるメンバーがいること
やりたい事にそんなにお金がかからずデイリーでやれること
やりたい事が心身の健康に資すること
やりたい事が死ぬまで未完であること

そんな事が見つかれば少し幸せに暮らせるかも知れません。

 

そこで居合の稽古などいかがでしょうか(^_^)
静稽会は定年後に何をやろうか?と考えている方を大募集しています!
まずは見学から試みてください。

 

ちなみに「カッコーの巣の上で」のジャック・ニコルソンも最高です。