イギリスのメイ首相は「孤独担当大臣」のポストを新設し、トレイシー・クラウチ氏を任命したことを発表しました。
メイ首相は「多くの人々にとって、孤独は現代の生活の悲しい現実です。私はその現実に立ち向かい、我々の社会や高齢者や介護者、愛する人を失った人々ーそして自分の考えや体験を話したり分かち合う相手のいない人の孤独に対して、行動を起こしていきたい」と語っているそうです。
イギリスでは900万人以上の人々が常に、もしくはしばしば「孤独」を感じており、その3分の2が「生きづらさ」を訴えているそうです。
月に一度も友人や家族と会話しないという高齢者(65万人)は20万人にのぼり、週に1度では36万人になるとのことです。
日本でも状況は同じでしょう。
しかし人付き合いが煩わしいと言って、人との付き合いを大切にしてこなかった人が年を取って孤独だからと急に人との距離を縮めることは難しいでしょう。
人は二度死ぬそうです。
一度は肉体の死
二度目は忘却の死