今年の静稽会稽古総見で千葉先生に龍笛をご披露いただきました。
先生は武術の腕はもちろんですが龍笛も相当な腕前です。
そこにいる全員が聴き惚れました。
稽古総見ではドッシリと座して演奏されました。
この座姿が美しい。そして圧倒的な存在感。
私的には立って演奏するのはどうしてもフルートなどの洋楽器のイメージだったので、この座しての演奏は稽古総見にもとてもしっくりきました。
龍笛の声は山や谷や川、田んぼや畑の風に乗って、あるいは月の光に乗って届く、そんなイメージです。
自然(宇宙)との一体感、その時の姿はやはり座姿です。
坐禅ではよく「座相が良い」という言い方をします。
やはり経験者の座っている姿はとても美しいものです。
居合でも同じで、座った姿でどれくらいの経験があるかは大体わかります。
千葉先生のような座相になるにはあと何年かかるのでしょうか?