廊下は走らない!

昔、小学校の廊下にはこんな張り紙がありました。
「廊下は走らない!」
今時はどうなんでしょうか?

 

小さい頃の私は廊下を走ることがどうして危険なのか、実はよくわかっていませんでした^_^;
勝手知ったる廊下ですから、何でもスイスイッと避けられると。

 

子供は危険な目にあった経験がないから、廊下で走ることがどれだけ危険かわかっていません。人にぶつかったり、滑って転んだり、モノにぶつかって壊したりと経験を積んで「身体で覚えて」いきます。


私も小学生の頃、廊下を走っていて人を避けた瞬間に右手の小指を柱にぶつけて骨にヒビが入りました。まさに初めて痛みを持って身体で学んだ訳です。

 

先日、駅のホームで制服姿の高校生がリュックを背負って走っていました。いくつもの要因が重なって、小さな子供にぶつかってしまいました。


不幸の一つ目は子供の前を小さなスーツを引いている人が横切って歩いていたこと。子供は見えていたのでしょうが、スーツケースは低い位置にあったので見えなかったのでしょう。高校生はスーツケースに足を取られてしまいました。
二つ目は高校生が背負っていたリュックサックの重さが避けた時の身体のバランスを大きく崩したこと。
三つ目はホームが滑りやすかったこと。
その後は大騒ぎになってました。

 

バックに書いてある文字から推察するにおそらく運動部に入っている高校生なんでしょう。運動神経には自信があったのかも知れません。

それにしても高校生にもなってと思いましたが、電車のドアが閉まる瞬間に駆け込んで、中にいる人にぶつかって平気な顔をしているバカな大人もいますから。

そう言えば電車の中にも「危険ですから駆け込み乗車はやめましょう!」と張り紙がありました。小学校の廊下と変わりません。

 

これくらいは大丈夫、なんとかなるという慣れが一番危険です。

過信せず、安全第一で稽古したいと思います。