先日、「らららクラシック」というNHK番組で作曲家の宮川彬良氏がこんなことを言ってました。
「ソ」は月の音だ。
ドビュッシーの「月の光」
ベートーベンの「月光」
プレスリーの「ブルームーン」
さらに「月の砂漠」、月が出た出た♪の「炭坑節」まで。
「ソ」音がキーになっていると。
宮川氏は少し見上げた視線の先にある月と「ソ」の音の高さが妙に一致すると言います。
さらに音楽理論的にはドは「主音」、ソは「属音」なんだそうです。
番組の中でド音でドビュッシーの「月の光」が演奏されましたが、確かに全く月の感じが出ません。
やはり月は地球の「属星」であり、「属音」で奏でられると言うわけです。
このあたりの話はピアノに詳しい会員のSさんに聞いてみたいと思います。
また「ソ」音は最もα波が強く出る音で人間が聞いて最もリラックスできる音なんだそうです。そんなソ音と月が繋がっていると思えるのは人間が持っている共通の何かがあるからかも知れません。
太陽の光を受けて闇に輝く月には人を狂わせる魅力があります。
そう言えば眠狂四郎の「円月殺法」も妙に狂おしくて艶めかしい感じがします。
ちなみに円月殺法を知らない人のために説明しときます。
月夜に刀が一回転ゆっくりと回る間に相手がじれてバランスを失ったときに切り裂く剣とありました。ん?
そうだったのか?
一種の催眠術かと思っていました。
今回はソ音と月から話がとんでもなく飛んでしまいました。
お許しあれ。