翔んで埼玉

最近、「翔んで埼玉」なる映画のCMをよく見ます。
この映画はなんとあの「パタリロ」の魔夜峰央さんの漫画が原作でした。
まあ「パタリロ」を知っていると言うだけで歳がバレますねえ(笑)

 

「埼玉県人にはその辺の草でも食わせておけ!」

 

これほどディスられても埼玉県民は怒りません。
こんなディスりを所属意識の高いどこかの県民にやったら、たとえ漫画と言えども大真面目に騒ぎになると思います。


では何で埼玉県民は怒らないのか?

埼玉県は1都6県が隣接しています。県境を接しているのは栃木、群馬、茨城、千葉、長野、山梨、東京です。
多分、埼玉県民は7都県の「融合都県民」だと思っているからです。
埼玉県民は「埼玉」という所属意識が薄いのかも知れません。

あくまでも個人的な意見です。
あっ!申し遅れました。私もその埼玉県出身者です。

 

所属意識の高い県の県民は県の名物や観光地、出身有名人などはポンポン出てきます。埼玉はどうでしょうか?

例えば私の知っている埼玉の有名人は3人だけです。
盲目の国学者「塙保己一」
近代日本経済の父「渋沢栄一」
深谷駅に急行を止めた「荒舩清十郎」

 

三番目はちょっとレベルが下がるかも知れませんが・・・でもこれだけ出れば立派な方です。

 

しかし私はそんな怒らない埼玉県民が好きです。
なりたいと願っても都会人にはなれず、いつまでも半端な田舎人で、精神的にのんびりしていて、文化的なバランス感覚を持ち合わせている埼玉県民の気質は素晴らしいと思います。

 

「飛んで」ではなく「翔んで」にしている原作者の気持ちを確かめに「翔んで埼玉」を観に行きますかあ!

今日は武術とは全く関係のない話でした。

 

いや埼玉は江戸時代に天領だったことが武術が盛んだったことと関係があるのでは・・・すみません。やはり無理やりでした。