力の武士(もののふ)

貴景勝が大関に昇進しました。
おめでとうございます!

 

大関昇進の伝達式での口上は
「大関の名に恥じぬよう、武士道精神を重んじ、感謝の気持ちを思いやりを忘れず、相撲道に精進して参ります」

 

またその後のインタビューでも
「力の武士(もののふ)と書いて力士。勝っておごらず、負けて腐らずということを常日頃から意識しているが、
それは武士道の中から習得した言葉。義理人情とか、受けた恩を必ず返すとか、男らしい人間でありたいという思いがある」

 

まさに力の武士(もののふ)です。

勝ったという事は負けた人がいるという事。

 

「勝っておごらず 、負けて腐らず」

 

だからこそ本物の武士(もののふ)は土俵でガッツポーズなどは取らない。

 

私の恥ずかしい経験ですが、中学生時代に柔道の試合で勝った際、うれしくて思わず応援してくれた友人に向かって軽いガッツポーズをしてしまいました。

試合後、顧問の先生に「君が勝ったことはうれしかったが、その後の態度にはガッカリした」と言われたことを今でもよく覚えています。

 

その先生には感謝してます。実に立派な先生でした。

先生は後に校長先生になりました。