日韓のヌンチ

韓国には「ヌンチ」という言葉があるそうです。
韓国では大切な言葉で、意味は「空気を読む」というようなことだそうです。
日本でも「空気を読む」ことは結構、大事なことだとされています。
ただ、同じような意味の言葉が韓国と日本では真逆に作用すると韓国に詳しい方がおっしゃってました。

 

日本では選挙の時に政治家は「苦しい戦いをしてます!あなたの一票をお願いします!」と訴えます。
すると「判官びいき」の日本人は苦しい立場に立たされている候補者に一票を入れる投票行動をする方が多いそうです。
しかし、韓国では全く逆なんだそうです。韓国ではそんなことを候補者が言ったら完全にアウトで落選だというのです。
候補者は負けていても「もう勝ちました!」と言うそうです。韓国では負けそうな候補者に入れるという投票行動はしないそうです。


韓国では空気を読んで「勝ち馬に乗る」事が良いとされているからだと言います。負けそうなヤツに肩入れするのは賢くない人のやることだと思われるようです。

長らく中国との関係に苦労させられてきた韓国では「勝ち馬に乗る」事が生き残るために必要なこととされてきたのではないかと分析されてました。

 

同じ言葉を聞いても、人によって全く違う感じ方をして、違う行動を取ることはよくあります。
「無敵」と聞いて、ひたすら自らを鍛え、敵を倒すことでそれを達成する方法を選ぶ人もいれば、敵と友好的な関係を築くことで「無敵」を目指す人もいます。

矛盾するようですが、武術は両方が出来ることを目指すものだと考えます。