2019年静稽会第9回目の合宿が無事終了しました。
天候も心配しておりましたが、初日は10月にしては暑いくらいに天気も良く、二日目は逆に涼しく快適な合宿となりました。
これで静稽会の今年の三大行事は全て完了し、静稽会は来年の東京オリンピック開催年に満10周年を迎えることになります。
今年の合宿中から来年の合宿をどうするか話が出ておりました。来年は華やかにやろう!と言う話もあり、今から楽しみです。
さて今年の合宿は原点回帰の稽古をしました。普段、どうしてもスピードを追ったり、やや流れてしまいがちな形稽古について、そもそも静稽会の形がどうやって出来たか、元の形の何をどう進化させたのかを確認しながら稽古を行いました。
楷書から行書、そして草書へと変化させてきたものを、また楷書に戻って行書、草書をやる稽古を丁寧に行いました。
懐かしい!でもこれはダメだよね?
これは矛盾する動きだよね?
だからこうなるのか!
いろいろな気づきが出来ました。改めて静稽会の形についてその形成過程に踏み込んだ共通認識を持つことが狙いです。
そして伯耆流の共有。
剣術は小太刀も含めた全体的なレベルアップを図りました。
合宿だからこそ出来る、たっぷり時間をかけた稽古です。
部屋のカギが行方不明になって大慌てする笑い話もあったり、稽古の最後にSさんが見事なピアノ演奏を披露したことも静稽会の「歴史」に残る話として今後、語り継がれると思います。
今年の合宿が終わるともうすぐそこに年末が迫ってきます。