新型コロナウィルスの影響で静稽会は現在稽古を中止しています。その稽古不足を少しでも補うためにベランダで素振りをすることにしました。
素振りには違う種類の木刀を三つ用意しました。
一つは刀の重さと同じ重い木刀。一つは普通の木刀。もう一つは桐の木刀です。
いろいろ順番を試しましたが、まずは重い木刀から始めます。心掛けたのはゆっくりと振ること。木刀の重さを十分に感じられるので身体のどの部分がどう動くかを感じながら振ります。
次に普通の木刀です。こちらはいろいろな速さを感じながら振ります。足の運び、握り込み、腕の振り、軸の回り、木刀の切っ先のノリなどを確認します。
最後に桐木刀です。木刀の軌道を感じながらどこまでも正確に振ります。このあたりになるとそろそろ疲れが出てきますので、ヨレヨレの身体の様子が桐木刀の軌道にハッキリと出て来ます。
素振りは自分と向き合う鏡です。
体調に合わせながら無理のない素振りを楽しんでます。