前回の静稽録で「競争」についての記事を二つ紹介しましたが、それを意識したのか6月21日の日経新聞夕刊「あすへの話題」には伊藤忠商事会長CEO岡藤正広氏が「日中韓、教育の違い」というタイトルでこんなことを書いてました。
中国人は小さい頃から「人にだまされるな」、韓国人は「人に負けるな」、日本人は「人に迷惑をかけるな」と教えられるそうです。
(なるほどなあ〜)
欧州の人たちとの商談でも9割ほど終わったところで無理難題を言い出すそうで、それは最初から交渉のストーリーに組み込まれているんだそうです。
岡藤氏は「世界は常に競争が存在する。性善説では戦えないのだ。厳しい話だが、それが現実だ」と言い切ります。
確かに「競争」に関する捉え方はそれぞれだと思いますが、現実はともかく、どの国に住みたいか?という風に問われたらどうでしょうか?
私は性悪説が前提の国に住みたいとは思いませんけど・・・