売れていないお笑い芸人ほど久しぶりにテレビに出たりすると張り切り過ぎて、「やってやるぞー!」という思いが前面に出るためか、空回りして面白さが半減してしまいます。もう少し力を抜いてほどほどにやれば面白いはずなのにと思ったりします。
まあそれが出来れば売れているはずです。
新しい動きを稽古している時など同じことを思う時があります。
あの稽古の時はそんな状態だったと、後から気がついたりします。
あんなに鐘木を切らなくてもよかったのに・・・
あんなに振りかぶらなくてもよかったのに・・・
あんなに斬り過ぎなくてもよかったのに・・・
あんなに無理して稽古しなくてもよかったのに・・・
やり過ぎると元に戻すエネルギーと時間がかかります。全体のバランスも崩れます。
人のことはよく見えます。
でも自分に振り返ってみると意外と気がつかないものです。
ほどほどが良いのですが、そのほどほどがよく分からない。だから難しい。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
名言です。