少し愛して、長く愛して

昔、大原麗子さんのお酒のCMで

 

「少し愛して、長く愛して」

 

という有名なキャッチコピーがありました。元ネタはあった様ですが、和服姿の大原麗子さんの声と雰囲気が印象的でよく覚えています。

 

実際には

「すこしあいしてっ、なが〜くあいしてっ」ですかね(笑)

 

私は常々稽古はそうあって欲しいと思っています。

 

稽古は

一ヶ月でわかること

一年でわかること

十年でわかること

すべて違います。

そしておそらくこれからも新しい発見、新しい自分との出会いがあるのだと思います。

 

そして長く続けることでしか分からないことがあります。必ずあります。

一時期に集中して取り組むことも大切ですが、楽しみながら、静かに、長く稽古することが稽古のあるべき姿だと思っています。「瞬間風速」だけの稽古になって欲しくありません。

 

深く、濃く、染み込む様な稽古こそより核心に近づくことが出来るのだと感じます。それにはどうしても時間が必要です。

 

ケガや病気、家族や仕事の事情などで稽古を中断せざるを得ないこともあります。でもまた再開すればいいのです。そして再開する時のために今なにが出来るかを考え、実行することが必要です。大切なことは歩みを止めないことだと思います。

 

「少し愛して、長く愛して」

 

静稽会は稽古を愛する方、そして稽古を再開したい方も大歓迎します。

 

そういえばこんな標語もありましたね。

 

「せまい日本、そんなに急いでどこに行く」

 

ゆっくり稽古再開しませんか?