マスク着用が日常化した今日この頃ですが、悩ましいのは稽古中のマスク着用です。
マスクする事で稽古自体が苦しいと感じることもあり、正直言ってマスクをしないで稽古出来たらどんなに心地良いだろうと思ってしまいます。
それでも室内であることを考えるとやはりマスク着用は必要なのか?
そんなことを考えてみました。
まず前提として少なくとも静稽会が稽古している施設では意外にも「稽古中」のマスク着用は求められていません。そのかわり大声を出したり、掛け声を出したりは禁止となってます。
もちろん入館時や稽古以外はマスク着用は必要になります。
居合は刀を振り回しますのでソーシャルディスタンスは十分です(笑)
かつ静稽会の居合では声を発しないことから飛沫が飛ぶ可能性は低い。
さらに基本的にはみんな同じ方向を向いての形稽古が多いことから感染リスクはかなり低いのではと思っています。
そんな訳で個人的には居合稽古中のマスク着用は不要ではないかと思っています・・・が年配者も多く、万が一を考えると悩ましいのが現状です。
幸にして稽古はクーラーの効いた室内ですので熱中症の心配も少ないことから、居合でもマスク着用のまま稽古をしているのが現状です。
しかし、剣術稽古はちょっと事情が違ってきます。
こちらは相対して稽古を行うことや居合に比べて比較的距離が近くなる場合もあることなど感染リスクは居合稽古に比べると格段に高くなります。
安全を考えるとやはり剣術稽古時のマスク着用は必要かと思っています。
最近は施設側が換気やアルコール消毒液の設置、入館時の検温など感染対策を施してくれていますので、以前に比べれば稽古場所自体の感染リスクは随分と軽減しているかもしれません。
そうした対応のお陰かどうかはわかりませんが、静稽会ではこれまで新型コロナウィルスに感染した人は一人もいません。
とにかくマスクしとけば安全という「神話」に縛られて、新型コロナウィルス感染以外のさまざまなリスクを引き寄せることは避けたいと思っています。
その場で一緒に稽古する方々のコンセンサスをどうするかなどの問題はありますが、リスクコントロールしながら着用するべき時は着用し、リスクが小さい場合には外す勇気もそろそろ必要なのかもしれません。