12月25日で2022年最後の稽古が無事に終了しました。
まだまだコロナ不安の中ではありますが、楽しく稽古できたことは何よりでした。
静稽会は2011年1月1日に設立されました。
2022年12月31日で満12年。来年は13年目になります。
この12年間にいろんなことがありました。
設立直後の2011年3月11日に東日本大震災が起きました。
稽古をしていた施設は全て閉鎖になりました。
そんな中、Aさんのご厚意で会社の倉庫をお借りすることが出来ました。またOさんが畳を揃えてくれて稽古ごとに畳を敷いてなんとか稽古を続けることが出来ました。本当にありがたかったです。
2020年からしばらくはコロナ禍でこちらも稽古施設がほとんど閉鎖しました。東日本大震災とは異なり、感染リスクがあることから施設の問題だけではなく、人が集うこと自体が出来なくなったことで稽古は一時期ほぼ壊滅的な状態になりました。それでも感染リスクに最大の注意を払いながら、開いている施設で散発的ではありましたが稽古を継続しました。
いろいろな武術団体の方の話を聞くと、特に高齢者が多い会はそのまま団体自体が解散になってしまったところも多かったようです。所属していた人たちは稽古が出来ないまま体力の衰えが進み、コロナ禍がおさまった後でも稽古をする場所も体力も無くなってしまったとこぼしていました。
「年をとると体は自分が思っている以上に早く衰えることを知りました。でもすでに後の祭りです」
コロナ前には重い刀を自由自在に操っていた方の言葉です。
お陰様で静稽会は稽古再開後には全会員が稽古復帰することが出来ました。
稽古の拠点があるということはありがたいことです。また稽古相手がいるということはありがたいことです。
二つの大きな困難を経てそのことが身に染みました。
稽古が出来る環境に感謝しつつ、来年も楽しく、静かに稽古を続けていきたいと思っています。
なにとぞご支援、ご協力よろしくお願いします。
良いお年を!