「るろうに剣心」の主人公緋村剣心の愛刀は「逆刃刀」ですが、その宿敵志々雄真実の愛刀「無限刃」が関鍛治によって再現されたそうです。
刃の部分をギザギザに仕上げてある刀はギザギザの凹凸の幅が0.75mmとなるように慎重に計測を繰り返したそうで、一カ所でも欠けたらダメになることから大変神経を使ったそうです。
そう言えば日本刀には切れ味を増すために「寝刃合わせ」という研ぎがあります。
「寝刃」とは切れない刀のことでそれを切れるようにすることを「寝刃合わせ」と言います。
砥石を刃先に荒く滑らせる研ぎを施します。
またヤクザ映画などで盛砂の中に刀を突き入れて刃を荒らすのも同じ考えです。ただこのやり方はどれほどの効果があったのかはわかりませんが・・・
いずれにしても刃がギザギザの方が切れるというのは意外な感じがしますが、刃の接地面が少ないほど接地面積に対する圧力が大きくなる訳ですから実は理にかなっています。
包丁の切れ味を確認するために刃に爪を当てて引っかかるかどうかを確認するのもそのためです。
でもこの「無限刃」は切れますかね?
大きなギザギザだとかえって引っかかり過ぎて逆に切れないのではと思ったりしますが・・・どうなんでしょう?
しかしあの刀で切られたらさぞかし痛いでしょうね〜
さらに「無限刃」は使う時に炎が出てましたね。そこは刃文で表現されているようです。
この「無限刃」は剣心の「逆刃刀・真打」と向き合うように3/30まで関鍛治伝承館に展示されているそうです。