勝って兜の緒を締めよ

エドウィン・ディアス投手は昨年5年約135億円で契約更新したメッツの大投手です。「プエルトリコの守護神」と言われているそうです。

 

そんなディアス選手が右膝蓋腱断裂してしまいました。

それもWBCの試合中ではなく勝利の歓喜の輪の中での負傷です。

 

全治8ヶ月。結構大きなケガです。

ニュースではチームメイトと抱き合いながら飛び上がって喜んでいた時に膝を痛めたとのことですが、そんな程度のことで?

 

ディアス選手はプロ中のプロですから体の鍛え方は尋常ではないはずです。

徹底的に鍛え上げた体がそんな簡単に壊れてしまうものか?

具体的にどんな状況だったのか?

どんなタイミングだったのか?

大変興味があります。

 

自分の体重に加えてチームメイトの体重が加わって膝に大きな負荷がかかった?

ディアス選手が飛びあがろうとしたタイミングで上からチームメイトの体重がかかった。いわばカウンターパンチのような力が膝にかかった?

 

もちろんこうした物理学的な要因はあるとは思いますが、やはり気持ちの部分が大きかったのではと感じてしまいます。

一般的に気が緩んだ時にケガをするケースは良くあります。

 

静稽会では10年以上真剣で稽古をしている人もいますが、稽古中のケガはほとんどありません。大きなケガは皆無です。むしろケガをするのは稽古が終わってからが多いように感じます。

真剣稽古中の緊張が解けて、話しながら刀の手入れをしている時に指先を切ってしまう・・・

 

登山も下山時に事故が多いと聞きます。

「勝って兜の緒を締めよ」とはよく言ったものです。