最近、観ているドラマがあります。
テレ東BS「たそがれ優作」
「たそがれ清兵衛」はよく知っておりますが、こちらのは「優作」です。
主役は北村有起哉さん。好きな役者です。コワモテからダメ男まで幅広くこなせる役者さんです。
同じ役者だった父親の重荷を背負ってもがいている分、演技に厚みや奥行きが出ているような気もします。
ドラマの北見優作は冴えない中年52歳バツイチの役者です。
その優作が毎回女性とちょっといい感じになって・・・最後はフラれる(笑)
そして大森の通称「地獄谷」(山王小路飲食店街)のBAR「ともしび」でたそがれながら酒を飲む。
ママは坂井真紀さん。こちらもいい味出してます。
昼間は俳優 夜は酒場へと繰り出す日々
撮影が終わって訳ありの女性と実際にあるお店で美味しいものをいただき、いい感じになりそうなところでフラれる。お店の食べ物も美味そうです。
北村有起哉さんは場面場面で実にいい表情をします。男の下心や中年の侘しさが滲み出ます。
そしてダメ男なんだけれどちょっと色気もあります。だから少しだけモテる(笑)
時折、とても「色気」のある演武をされる方がおります。
「色気」というと少し違うかもしれません。
艶がある?霊気を感じる?妖艶?
美麗?端麗?
どれも違いますね。
でも言わんとするところは伝わると思います。
同じ形の演武をしても演武する人によって大きく変わります。
落語も同じです。
間や速さ、緩急、剛柔、凄み、哀しみ、枯れ、たそがれ・・・その人が纏うオーラ?
人生の積み重ねがジワジワと演武に染み出してくるように思います。
これは稽古だけではどうにもならないかもしれませんね。
南斗六星拳の1人「妖星のユダ」が同じ南斗六星拳「義星のレイ」の奥義「飛翔白麗」を見た一瞬、心を奪われて動けなくなるシーンがあります。
そんな演武が出来たらいいなあ。
「北斗の拳」を知らない方、ごめんなさい。
ちなみに「たそがれ優作」の主題歌はドレスコードの「最低なともだち」これもドラマをいい感じに彩ります。
先日、稽古総見が行われた門前仲町にある「すし三ツ木」が「たそがれ優作」第二話のお店でしたので、稽古総見直後に店の外観だけ見て「たそがれ」てきました(笑)
「たそがれ」も演武に影響するでしょうか?
ちょっと高そうな店でしたので「たそがれ」時ではなく、まずは深川稽古の帰りにランチでいただいてみたいと思っております。
稽古の楽しみにはそんなことも加えて良いと思います♪