先日、稽古総見の写真を整理していて、ふと気が付いたことがありました。
自分の写真をしげしげと眺めてみると、左目の瞼が下がっている・・・
そう言えば静稽会のIさんは瞼が下がってきて見えにくくなってきたので、最近ついに手術したと聞きました。
「眼瞼下垂」というのだそうです。
原因は加齢です。眼瞼挙筋(上瞼を収縮させる筋肉)と上瞼をつないでいる挙筋腱膜が年とともに弱ってくるとか。
上瞼が下がって視界が狭くなってくるので運転などにも支障が出る場合もあるようです。
年を取ると運転には様々な困難が出て来ます。いないはずの蚊が飛んだり、見えないばすの光が見えたり・・・加えて瞼が下がって視界が狭くなる・・・
とうとう私にも来たか〜と気落しつつ、もう一度、写真をよ〜く見てみると・・・ん?何かに似ている・・・
顔がこわい・・・
いやいやそういうことじゃあなくて(笑)
不動明王の目に似ている・・・
不動明王の眼は「天地眼」というそうです。
右眼を天に向けて左眼を地に向けています。上から下まで天地の全てを見渡していて、左眼で災いを退け、右眼で善を保つことを表しているそうです。
優秀なサッカー選手はグランド上で見える視界は2Dの世界でも、スタンドから見たような俯瞰図を瞬時に3Dで頭の中に描くことが出来るそうです。信じられないようなロングパスやスルーパスを可能にしている能力で、まさに「天地眼」と言えるかもしれません。
私の場合も左瞼が下がって左眼が下を向いているようにも見えます。
これは不動明王の「天地眼」か?
なにしろ成田山新勝寺のご本尊であり、かの武田信玄、宮本武蔵も篤く信仰した不動明王ですから。
ありがたや〜と思ってそのことを細君に話したら
「あなたは両目とも小さいから見た目にはわからない」
だそうです(笑)
それに「天地眼」なんてとんでもない。
そんないいもんじゃあないとのお言葉を頂きました。
ハイ!おっしゃる通りでございます。