Mさんは女子中学生(JC)です。
5月下旬から静稽会で稽古を始めました。
4月下旬に親御さんに付き添われて体験稽古に来ました。
実は静稽会は原則学生を受け入れていません。
理由はいろいろあります。
理由の第一は学生の本分は勉強であること・・・
ちょっと古い?
さらに学校に部活動があるならまずそちらを優先して欲しい・・・
これも古いか。
もちろんMさんは本分の勉強にはしっかり取り組んでいる上で「居合、剣術がやりたい」と・・・
そして確かに中学校の部活動で居合、剣術があるところは極めて少ないです。
悩んだ末に一緒に稽古してもらうことにしました。
静稽会は2024年4月1日に「永久若者支援」を打ち出した矢先でもありました。
Mさんのようなとても若い方が「居合、剣術をやりたい」と表明してかつ実行してくれたことが嬉しかったというのが最大の理由です。
考えてみれば私も町道場で柔道を始めたのは小学生の時でした。その時に受け入れてくれた先生の顔が浮かびました。
とは言え静稽会としてはこれまで未成年者を受け入れたことがないので受け入れ体制は整っていません。
特別扱いするつもりはありませんが、当然のことながら未成年者に対する配慮は必要になります。
親御さんには出来る限り稽古に付き添いいただくことにしました。
たまたま昨年、スポーツコーチングリーダー資格取得の際に学んだ「ジュニア期のコーチング」が活かされる場面でもあります。どんな学びも無駄にならないと再認識しました。
Mさんは熱心に稽古します。
砂に水が吸い込まれるように吸収が速い・・・若さの柔軟性は驚異的です。
他の会員とは「異星人遭遇」と言えるくらいの衝撃的な年齢差です。
そんなMさんに刺激を受けながらお互い楽しく稽古出来ればと思っています。