私は目が光に敏感なことから普段は調光メガネを掛けています。度数はそれほど強くありません。
しかし、メガネを長時間掛け続けていると頭が痛くなってしまいます。
そしていつの間にか外してしまう・・・
最近、メガネの度数が合ってなかったことを知りました。
メガネ店の視力検査の後でトライアルレンズ(あの丸い「鉄メガネ」)を掛けます。
そして店外を眺めてよく見えるかどうか確認します。
どうもこれがメガネの度数設定を誤らせていたようです。
・・・どこが?
「店外を見る」が間違ってました。
考えてみれば日常生活で遠くを見る機会は少なく、せいぜい2〜3m程度のところを見ている時間が圧倒的に長い訳です。それなのに遠くが見えることを優先してメガネの度数を決めていました。
メガネを掛けて主にどこを見るのか?
どれくらいの距離を見ている時間が長いのか?
結果的に1.0の度数は不要で0.8程度が見える度数で良いことになりました。
せっかくメガネを作るならなるべく遠くが見えた方が良いという貧乏性が裏目に出ていたようです。
結果的に度を入れない調光グラスでOKとなりました(笑)
私は稽古で使う刀のスペックも同じだと思っています。
長さ、重さ、身幅、重ね、反り等々は使う人の体格、技量、経験等々に合っていなければなりません。
稽古で使う刀は必ずしもスペックや値段が高い刀が良いとは言えません。
使う時の自分に合った刀が一番良い刀です。
「過ぎたるはなお及ばざるが如し」
ただしこれはどこまでも道具としての話です。