パリオリンピック柔道100kg超級で金メダルを獲得したフランスの英雄テディ・リネール氏ですが、東京オリンピック銀メダリストのグラム・ツシシビリ氏(ジョージア)との試合直後にトラブルとなりました。
試合結果はリネール氏の一本勝ち。後に反則勝ちに改められました。
もちろん試合直後のツツシビリ氏の行為はとんでもないものです。絶対に許されません。
しかしある仏紙はこう伝えています。
「テディが左手で対戦相手の首を押さえつけると、そのツシシビリに両足で持ち上げられた」「テディは自分が倒れる前に喜びを表現し、ツシシビリはそれを快く思わなかった」
その後、リネール氏は両手を挙げ、自身が何もやっていないとアピールし、右腕を突き上げて会場を煽る?これを目にしたツシシビリが再びにじり寄るといった一連のやり取り・・・
これらは全て勝敗が決した後のトラブルです。
なぜ日本の柔道家たちは勝っても畳の上で喜びを表現しないことが多いのか?
リオオリンピック金メダリストの柔道家大野将平氏は「なぜ畳の上で喜びを表さないのか?」と問われてこんなことを言っています。
「相手のいる競技の中で、こちらが投げて勝っている。悔しがっている相手に対して、こちらが喜ぶということは、その相手に悔しさ以外の余計な感情を芽生えさせる結果になるかもしれない。だから何もしない。それが僕のスタンスですね」
圧倒的に強い英雄と言われるような人だからこそ、もう少し英雄らしい勝者の振る舞いがあっても良かったのでは・・・と思ったのは私だけでしょうか?