第十三回稽古総見が無事終了しました。
翡縁会のみなさん、迫力ある演武をご披露下さりありがとうございました。
そして稽古総見に向けて日々稽古してきた静稽会のみなさん、お疲れ様でした。
区切りの総仕上げで何が見えましたか?
私個人の今回の稽古総見テーマは「座」から「立」でした。
ところが稽古を続けていた稽古総見の1ヶ月前、突然膝に激痛が走りました。すぐに病院を受診、治療しましたが、その後の経過はあまり思わしくないまま稽古総見の日を迎えることになりました。
当然のことながら私の稽古総見演武は・・・
しかしそんなありのままの自分の姿を記録に残すのも稽古総見です。
実は稽古総見に先立って翡縁会多々良先生に膝の状況をお伝えしたところこんなお言葉をいただきました。
「そうした状況での演武は、何よりの稽古になるかと思います」
さすがは多々良先生です。
稽古というものの本質を見通していらっしゃる。
私も全く同感です。
誰でもいざという時に体調万全とはいきません。
昔の武人でも体調不良で戦わなければならない時はあったはずです。
そんな時、武人はどんな戦い方をしたのか?
振り返って自分は体調不良の中でどう演武をしたのか?
体調不良だったからダメだったと言うのは簡単です。
体調不良で臨んだ演武では何が出来て、何が出来なかったのか?
出来なかったことにどう対峙したのか?
明確にしておく必要があります。
それは体調不良だけでなく、誰にも平等に訪れる加齢に対する答えにもなります。
まさに体調不良の時にこそ普段の稽古の真価が問われると思っています。
(もちろん無理はいけません)
そしてそこには将来の稽古のヒントもあるはずです。
これからじっくり記録映像を観て反省したいと思います。
そしてありがたいことに記録はもちろん、私の中では強烈に記憶に残る稽古総見になりました。
中学2年生剣士の稽古総見デビュー
2年目Mさんの成長
翡縁会のますこさんに会えた
土方歳三、土方巽の話
今年の懇親会は初のイタリアンスタイルでした。
演武も終わってみんなホッとして、飲んで、食べて、語って、楽しく締めることが出来ました。
来年もまた出来るといいなあ。