カテゴリ:静稽録



2024/11/10
もしかしたら永遠のテーマなのかもしれません。 今年は大上段に振りかぶって私の稽古総見のテーマに掲げてみました。 どうやったらフワッと立ち上がれるのか? 煙が立ちのぼるように、軽く、立つそぶりも見せずにいつの間にか立ち上がれるようになりたい。 そんな思いを抱えながらこれまで稽古を続けてきました。 でもなかなか満足いく立ち方にはなりません。...
2024/11/04
今年も大刀剣市の季節がやって来ました。 ほぼ毎年お邪魔しております。今年は三日間ではなく二日間でしたが、出店しているお店はほぼ例年と同じでした。 初日は私一人でぐるっと回りました。午前中は稽古がありましたので午後半日のみです。...
2024/10/26
肥前吉廣 二尺五寸二分 現在、私と稽古を共にしてくれている差料です。 真剣で稽古を始めてから15年ほどの時が経ちました。 真剣に切り替えるまで居合刀(模造刀)で十分稽古したとは言え、初期の真剣稽古は敵を斬る意識どころか、むしろ真剣で自分自身を傷つけないか?という恐怖の方が強かった気がします。 真剣のパワーが自分を圧倒してきました。...
2024/10/19
稽古をもっと楽しくするためのヒントをいただこうと翡縁会様の稽古にお邪魔させていただきました。 多々良先生のご厚意に感謝いたします。 稽古はまず胡座の状態から目を顔の中に落とし、首の付け根あたりを緩めて顎を軽く前に出しながら頭を腹に落とす心持ちで後ろに倒れるという稽古から始まりました。その時に上半身と下半身は繋がったままを保ちます。...
2024/10/05
最近、サウナなどで「ととのう」という言葉をよく耳にします。 私自身はサウナには行きませんが、「ととのう」という感覚には大変興味が湧きます。 先日、あるテレビ番組でサウナで「ととのう」とは何か?を特集していました。 「ととのう」は「奇跡の2分間」と言われているそうです。 熱いサウナと水風呂を繰り返すことで押し寄せる特別な感覚だと言います。...
2024/09/28
稽古総見の時期になりました。 早いもので稽古総見も今年で十三回目になります。 以前にも書きましたが私は稽古総見は竹で例えれば節のようなものだと思っています。 空洞の竹がしなやかで強いのは節があるからです。 普段の稽古を支える大事な静稽会「特別稽古」になります。...
2024/09/21
NHK朝ドラの「虎に翼」もそろそろ最終盤です。 ドラマタイトルの「虎に翼」ですが、私は「虎に竹」の方が馴染みがあります。 「虎に竹」が刀の目貫や日本画などによく使われる意匠だからです。 ちなみに「虎に翼」の目貫や日本画は見たことがありません(笑) 「虎に竹」も「虎に翼」と同じような意味だと思われていますが・・・...
2024/09/16
昨年7月に市川市地域限定の初心者稽古会「健美居合会」が設立され、剣術、居合指導の依頼を受けて月2回出張稽古指導しております。 メイン会員は高齢の男女ですが、稽古前のストレッチなども念入りに行い、ケガのないよう丁寧にゆっくりとした稽古を進めています。 先日、懇親会が開催され、みなさんからこの一年間の稽古の感想などを聞くことが出来ました。...
2024/09/07
先日、シンクの箸立ての中に箸に混ざって果物ナイフが入っていることに気付かず、指先を軽く傷つけてしまいました。 箸立ての中の果物ナイフはたまたま切先が真っ直ぐ視線に向かって立っていたので全く見えませんでした。 鏡のある稽古場で刀を持って構えを確認していると刀身が全く見えなくなる瞬間があります。 木刀などにはない刀の恐ろしさです。...
2024/08/31
昔、柔道の師はよくこんなことを言いました。 「礼一つ見ただけでその人の技量がわかる。隙のない美しい礼が出来る人は手強い」 私は強くなりたい一辺倒の子供たちに礼の大切さを教えるための師の「方便」だと思っていました。 礼を「頭を下げる」ことだと理解している人がいます。...

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